オンラインゲーム用語『タンカー』とは?
ネットゲーム初心者
オンラインゲーム用語の『タンカー』ってどういう意味ですか?
ネットゲームの達人
『タンカー』というのは、MMO(多人数同時参加型オンラインゲーム)で敵の攻撃から味方を守る盾役のことです。
ネットゲーム初心者
なぜ『タンカー』って呼ばれるんですか?
ネットゲームの達人
『Tank』が盾役を指す通称で、そこに『~する人』を示す『er』が加わった言葉だからです。元々は『盾役をする人』という意味ですが、誤訳によって『盾役をする人をする人』となってしまったのです。
タンカーとは。
オンラインゲームでは「タンカー」という用語が使われます。英語ではおそらく「Tanker」に由来するでしょう。この言葉は「リネージュII」という韓国製MMORPGが発祥とされています。
MMORPGでは、「盾役」として味方を守る役割をする人を「Tank」と呼んでいました。しかし、「リネージュII」では英語に精通していないスタッフが「〜をする人」を表す「〜er」を「Tank」に加えたため、「盾役をする人をする人」という明らかに不適切な単語が誕生しました。
それでもこの誤った単語は定着し、他のMMORPGでもよく見られるようになりました。
タンカーの語源
タンカーの語源
「タンカー」という用語の起源は、英語の「tank」(戦車)という言葉にあります。オンラインゲームの世界では、防御力が高いキャラクターを指して「タンク」と呼ぶようになったのです。これは、戦車の頑丈さと防御力を、ゲーム内の防御力の高いキャラクターに重ね合わせたことによるものです。その後、この用語は他のオンラインゲームにも広まり、現在では「タンカー」は防御力の高いキャラクターを指す一般的な用語として定着しています。
MMOにおけるタンカーの役割
-MMOにおけるタンカーの役割-
massively multiplayer online (MMO)ゲームにおいて、タンカーは重要な役割を果たします。タンカーは、大量のダメージを吸収することでチームメイトを守り、ヒーラーを保護する高耐久力です。タンカーは敵の攻撃を引き付け、チームメイトが安全にダメージを与えることができるようにします。また、敵の注意をそらすことで、ヒーラーがタンクに集中して回復を行うことができます。
タンカーという誤訳の定着
タンカーという誤訳の定着
「タンカー(tanker)」という用語はもともと英語圏で「タンクを装備した戦車のような車両」を意味していました。しかし、日本にオンラインゲームが導入された際、この用語が「タンク(tank)」と誤訳されて使用されました。その結果、日本では「タンカー」という誤訳が定着し、正式な訳語である「タンク」はほとんど使われなくなりました。
他のMMOにおけるタンカー
他のMMOにおけるタンカー
タンカーという役割は、他のMMORPG(多人数同時参加型オンラインロールプレイングゲーム)でも見られます。たとえば、「ファイナルファンタジーXIV」ではパладиンのクラスがタンクを担当し、「World of Warcraft」ではウォリアーや守護者のクラスがタンクの役割を担います。これらのゲームでは、タンカーは敵の攻撃を一身に受け、チームメイトを守るという同様の役割を果たしています。また、一部のMMORPGでは、タンカーに特殊な効果や能力が与えられ、敵の動きを妨害したり、ダメージを軽減したりするなどのサポートを提供します。
タンカーという用語の文化的背景
タンカーという用語の文化的背景は、オンラインゲームコミュニティにさかのぼります。初期のオンラインゲームでは、プレイヤーがグループを組んで敵と戦うのが一般的で、その中で役割分担が生まれました。この分担の中で、仲間を回復したり支援したりすることに特化したプレイヤーが「ヒーラー」と呼ばれていました。
「ヒーラー」は、攻撃力や防御力は低く、敵の攻撃を受けやすいという特徴がありました。そのため、仲間から攻撃の標的にならないように仲間の後ろで戦場を動き回り、仲間の生存を確保していました。この動きが、燃料を積載して戦場を移動する戦車に似ていることから、「タンカー」と呼ばれるようになりました。